親子喧嘩のイラスト我が家の娘は子供のときから頑固で親の言うことは殆どきかない子でした。親の言うことをきかない子は世の中沢山いると思いますし、子供は本来親の言うことはきかないのが普通なのかもしれません。ですが、我が子に関しては周囲の子供たちと比較しても、断トツで言うことをきかない、納得しない限り受け入れない子でした。

納得というのは、本当に自分が心からそうした方がいいと思った場合で、つまりは自分が親の言う通りにした方がいいかどうか分からない状態で、無理矢理、親の言うことをきくことは絶対に受け入れない、という姿勢が頑ななのです。

けれど人生経験の少ない子供が親の言うとおりにした方がよいかどうかなど自分で判断できる訳がなく、結果、あらゆるすべての親の指示に抵抗する、という状態でした。

いくら言っても歯を磨かない娘 その結果、虫歯が10本以上も!

虫歯の女性のイラスト中でも最も困ったのは歯磨きです。とにかく歯を磨かない。特に夜は、すぐに磨かずに寝てしまうのです。そして無理矢理歯磨きに連れて行こうとすると暴れて抵抗する。

子供が小さいうちはそれでも、口をこじ開けて磨いていましたが、小学生になるとさすがに親が磨いてやるのはどうかと思いましたし、子供も体が大きくなって更に口も達者になりますます抵抗するようになりました。

私はすっかり歯を磨かせることに疲れてしまい、好きにすれば・・・と徐々にあまり口うるさく言わないなりました。そうなると、当然、口の中には虫歯が出来てきます。そして虫歯が出来ているから怪しいのではないかと思い、歯を見せるように言っても絶対に歯を見せません。

そんなことが続いて数年後、中学のときに歯科検診で大変多くの虫歯があると指摘され、更に本人も歯が痛くなり出したようで、ようやく歯医者に行くことを受け入れました。

そして歯医者に行くと、なんと10本以上の虫歯・・・。治療に半年くらいかかりました。これで懲りてくれたかな、と思ったら、治療が終わるとまたすっかり歯が痛かったことは忘れて、歯を磨きません。口うるさく言っても、もう中学生ですから、「キー!」っとなって機嫌が悪くなるので、ほっておきました。

そうしましたら、それから数年後、高校生になってからまた虫歯で歯が痛くなり歯医者に行くと、また10本以上の虫歯。またしても治療に半年くらいかかりました。

これでいよいよい懲りただろう、と思ったら、またしてものど元過ぎれば・・・で歯を磨かずうたた寝ばかり。でも大人ですから今度は何も言わずほっておきました。

大学生になってようやく歯磨き習慣の大切さに気付いた娘

歯磨きをする女性のイラストそうしましたら、数年後、大学生になってまたしても歯が痛くなったようですが、今度は学生で親元を離れていたので自分で自主的に歯医者に行ったようです。そしてまたしても10本以上の虫歯。はたして、本来の自分の歯は残っているのだろうか?と不思議になるのですが、なんとか治療は終えたようです。

そして、帰省した時にしみじみと私に言いました。「やっと歯は寝る前には必ず磨くようになったよ。これからは今の通っている歯医者さんに3カ月ごとにみてもらうことにしたので、もう虫歯になってほっておくこともこれからはないようにしたよ」と。

いやはや、20年かかってやっと、歯は毎日、毎晩磨かないといけない、と心から納得したようです。

ただ、娘の歯の状態が今、どうなっているのは分からないのですが、これから50年も60年も使う歯をたった20年でどれだけダメにしたことか。ですが、親の力ではどうすることも出来ませんでした。自分が痛い目に合わないと分からない、ということなのでしょうか。

とりあえず20年かかってそのことが分かったことは良かったと思うようにしました。なお、娘の歯の治療費ですが、なんと50万円以上かかりました。そのほとんどは高校生の時の治療ですので親に大変な負担をかけたことはは娘も分かって、その際に親には歯を磨きますと誓ったのですが、それでも歯磨きは身につきませんでした。

この治療費については、親が娘に歯磨き習慣を身に着けさせることが出来なかった報いだと自分では受け止めています。ということで、親も子も大変な思いをしてようやく手に入れた歯磨き習慣でした。子育てって大変ですね。